ローマを代表するワイン、フラスカーティも奥が深いっ!


今週のおすすめワインは初夏に最適なワイン、ローマを代表するワインとして知られるフラスカーティです♪
フラスカーティとはローマ北部に位置する地名に由来する名前です。マルヴァジーア・ビアンカというワインを主体に造られ、実は辛口とカンネッリーノという名前の甘口があります。今回のおすすめは食いしん坊のベラティーナですから、やはりお料理に合わせやすい辛口のフラスカーティです♪
まずはフラスカーティの定義とは・・・・
ブドウは先に記載したマルヴァジーア・ビアンカを50%以上使用すること。
その他、トレッビアーノ10-20%、
マルヴァジアー・デル・ラツィオ10-40%、
グレコ、グリッロ、ベッローネなどを30%まで、と使用するブドウに制限があります。スペリオーレとは、法定アルコール度数以上のアルコール度数をもつワインに許される名称。フラスカーティ・セッコ(辛口)の場合は、11.5%以上にこの名称がつけられています。
18世紀にドイツの詩人ゲーテがフラスカーティを飲み『まるで楽園にいるようだ!』といったとか・・・。その褒め言葉で有名になったワインとしても知られています。少し前までは、軽いワインの代名詞のようでしたが、近年、各ワイナリーの努力が実り、色々な素晴らしい個性をもったワインが続々とリリースされているワインでもあります。そこで、今回は、ふたつのフラスカーティをご紹介いたします。

◎フラスカーティ・スペリオーレ サンタテレーサ/フォンタナ・カンディダ社 750ml ¥1,260


 サンタテレーサとはフォンタナ・カンディダ社の南斜面に位置する単一畑の名前。少し遅摘みのブドウから生まれるコスパ抜群のフラスカーティです。セージやリンゴ、ゼラニウムの様な甘みを含んだ濃く且つデリケートでエレガントな香り☆イタリアワインらしいイキイキとした酸味に、厚みのある味わい。バランスのとれたおすすめデイリーワインです。ベラティーナ定番のワインでもあります☆ブドウ品種:ブドウ:マルヴァジーア、トレッビアーノ、グレコ

◎フラスカーティ・スペリオーレ エポス/ポッジョ・レ・ヴォルピ社 750ml 特別価格 ¥2,100


今回の新入荷フラスカーティ。良質なデイリーワインの生産者として名高い、ポッジョ・レ・ヴォルピ社。ラツィオ、カンパーニア、プーリアなどに畑を所有し近年の品質向上が目覚ましいワイナリーです。ベラティーナでもアリアニコやファランギーナは定番ワインとなっています。そしてこのエポスはワンランク上のフラスカーティといえます。もちろん、ヴィニディタリアでフラスカーティ初のトレ・ビッキエーリ(3つグラスの最高評価)を受章したことはもちろんですが、大切なのはその味わい。アーモンドのニュアンスにトロピカルフルーツの豊かな甘さする感じる香りとなめらかでやさしい味わい。
ブドウ品種:マルヴァジーア・ディ・カンディダ50%、マルヴァジーア・デル・ラツィオ40%、トレッビアーノ10%

いかがですか?ふたつのフラスカーティ。ともに、単に「軽い」ワインではありませんよ~
フラスカーティらしいフレンドリーさを残しながら、しっかりとした厚みの味わいに仕上げたフラスカーティ。
ぜひ、ローマっ子になった気分で楽しんでみてはいかがでしょうか?
フラスカーティは青空が似合う・・・そんなイメージのある白ワインです。